皆さん,こんにちは!
新年あけて1週間ほどたちましたが,いかがお過ごしですか?
自分はやっと教採の勉強をボチボチ始めようと参考書などをネットで買い,少しずつ勉強をしています。
大学の授業でしたことはほとんど忘れているようでもっと早くから勉強を始めればよかったと少し思っていながら,本腰を入れていない怠け者です。笑
今更更新してもという感じはしますが,クリスマスに作った本格的なティラミスを紹介します!
ティラミス
ティラミスは有名なケーキの一つで少なくとも1度はティラミスという言葉は皆さん聞いたことがあると思います。
しかし,”ティラミス”という言葉は日本語ではなく,イタリア語がもとなんですよ。
お菓子で外国語が語源ってよくあると思うのですが,ティラミスはただの固有名詞ではなく,ちゃんとした意味があるんです!
自分はイタリア語を勉強したことがないのであまり詳しいことは知りませんが,”Tirami su!”(=ティラミス)はイタリア語で「私を引っ張り上げて」=「私を元気づけて」という意味だそうです。
英語でいう,”Cheer me up!”といったあたりでしょうか?(英語があってる自信もありませんが笑)
ティラミスには元気づけるという意味が込められているようなので少し落ち込んでいる人にティラミスを出してあげるとよさそうですね

ティラミスタルトのレシピ
概要
ティラミスタルトは時間も材料も道具もたくさん必要となります。
計画的に進めることで効率がかなりよくなります。
参考程度にどのタイミングで何をするのかも書いておりますので良ければ参考にしてください。
簡単な流れは,
- タルトの仕込み
- コーヒースポンジ
- タルトの焼成
- ティラミスタルトの完成
となります。
かなり簡単に書いてありますが,やることが多いです。
分量は6号(18cm)で書いてあります。
が,5号(15cm)でも同じ分量で作れます。
5号は少し材料が余ってしまうかもしれませんが,スポンジケーキ用の型の高さ一杯までティラミスクリームが入ります。
6号は型の高さまで届きませんが,私的にはカットした時のサイズ感は6号のほうが好みでした。
ティラミスはかなり甘いので少し高さがないくらいのほうが食べやすかったです。
コーヒースポンジ
普通にジェノワーズを作る工程の途中でインスタントコーヒーを入れるだけです。
ジェノワーズについては以前紹介しております。
材料
- 卵白・・・・・・・・・・・40g
- 卵黄・・・・・・・・・・・20g
- グラニュー糖・・・・・・・45g
- 薄力粉・・・・・・・・・・45g
- バター・・・・・・・・・・3g
- サラダ油・・・・・・・・・3g
- 牛乳・・・・・・・・・・・10g
- ブランデー・・・・・・・・1g
- インスタントコーヒー・・・8g
インスタントコーヒーはお好みで分量を変えてください。
作り方
1日目
- 材料をすべて計量しておく
- オーブンを200℃で予熱する
- バター・牛乳・ブランデーは湯煎をしておき,温まったらインスタントコーヒーを溶かしておく
- 卵黄・卵白をハンドミキサーでクリーム色になるまで泡立てる
- 4.の途中で数回に分けてグラニュー糖を入れる
- ふるった薄力粉を入れる
- この時に気泡をつぶさないように切るように混ぜ,そこから生地をすくい上げるように混ぜる
- 3.に少し6.の生地を入れ,なじませたら,6.にへら伝いで入れ,混ぜる
- 型に入れ,170℃のオーブンで25分焼く
- 焼き上がりに型から外し,ケーキクーラーで粗熱をとったあと冷蔵庫で冷やす
2日目
- ティラミスクリームを作る直前に1cmにスライスする
- スポンジは直前まで冷蔵庫でよく冷やしておく。
- 包丁はお湯で温める。
- ルーラがある場合はルーラを当てる。
タルト(パートシュクレ)
以前にもパートシュクレを紹介したことがありましたが,ほとんど同じ内容です。
材料
今回は,まとめて3台のタルトを作ったので以下の通りの分量では作っていませんが,このくらいの量が適切だろうと計算しています。
- 薄力粉・・・・・・・・50g
- 粉糖・・・・・・・・・33g
- バター・・・・・・・・16g
- 全卵・・・・・・・・・13g
- 塩・・・・・・・・・・半つまみ
- バニラエッセンス・・・数滴
- バニラオイル・・・・・数滴
- レモン汁・・・・・・・数滴
作り方
スポンジやティラミスクリームと同じになるように紹介します。
1日目下準備
- バターを常温に戻す
1日目
- 1.のバターをまぜ,ポマード状にする
- 2.に粉糖を加え,すり混ぜる
- 塩を加える(お好みでレモン汁やバニラエッセンス等)
- 筋を切った卵を数回に分けて入れ,その都度しっかり混ぜる
混ぜ方が足りないと,だら~とした感じになります。しっかり混ぜると,もったりとします。
最後のほうはあまりもったりしないので混ざれば終わりです。 - 粉類を加え,粉っぽさがなくなるまでしっかりと混ぜる
- ラップにくるみ,冷蔵庫で一晩寝かせる
2日目朝
- 冷蔵庫から生地を出し,麺棒で生地を伸ばす
厚さは好みですが,私は3mmで伸ばします。 - 生地を伸ばしたら,型に入れ,冷蔵庫で数時間寝かせる
型はタルト型でもいいですが,6号スポンジケーキ用の型であれば,最後まで同じ型を使えます。
2日目昼
- オーブンを予熱する
オーブンは機種によって異なるため,各自で調整してください。
自分は210℃で予熱します。 - タルトストーンをのせ,18分焼く
自分は190℃で焼きます。 - タルトストーンを外し,11分焼く
温度はそのままで。 - 粗熱が取れたら,型のままで冷凍庫で冷やす。
※タルト型の場合,冷蔵庫で冷やしてからスポンジケーキ用の型もしくはセルクルに入れ替えてください。
- スポンジ型は底がとれるタイプが好ましい。
- 4.は冷蔵庫でもいいですが,冷凍庫のほうが好ましい。
- 最後にティラミスクリームを流す際に型ごとしっかり冷えている方が型とタルトの間からティラミスクリームが流れにくくなる。
ティラミスクリーム
材料
- マスカルポーネチーズ・・・250g
- グラニュー糖(卵黄)・・・・60g
- 卵黄・・・・・・・・・・・80g
- グラニュー糖(卵白)・・・・40g
- 卵白・・・・・・・・・・・80g
- 生クリーム(40%以上)・・・100g
- 濃い目のコーヒー・・・・・適量
- ココアパウダー・・・・・・適量
- 今回はゼラチンを使わずにチーズの力で固めるため,生クリームは脂肪分ができるだけ高いのを使うのが好ましい。
作り方
タルトやスポンジと同じ時系列となるように紹介します。
2日目朝
- マスカルポーネを常温に戻す。
- ボウルにマスカルポーネを入れ,できるだけ均一な厚さとなるようにスパチュラなどでならしておく。
- 冬などの寒い季節は暖房がきいた部屋に置いておく。それでも,常温にならない場合は,オーブン(30-35℃)や電子レンジを使って,常温にする。
2日目夜
- 8分立てのメレンゲを作る。
- 卵黄とグラニュー糖を白っぽくなるまでハンドミキサーで混ぜる。
- 常温に戻したマスカルポーネを入れ,ハンドミキサーで混ぜる。
- 生クリームを8分立てにする。
- 生クリームを3.に入れて泡をつぶさないように混ぜる。
- メレンゲの出来が悪い1/3を5.に入れ,泡をつぶさないように混ぜる。
- 残りのメレンゲをすべて入れ泡をつぶさないように混ぜる。
- 7.の半分をタルトと一緒に冷凍している型に入れる。
- 1cmにスライスしたコーヒースポンジを8.の上に乗せ,刷毛でコーヒーを塗る。
※コーヒーでひたひたにしたコーヒースポンジを載せてもよい。 - 残りのティラミスクリームを9.に入れる。
- 表面をならしたら,冷凍庫に一晩入れる。
- 5.6.7.の混ぜる際にはスパチュラではなくホイッパーを使うと簡単に混ぜれる。
- ゼラチンを入れる場合は,溶かしたゼラチン(5g)を3.の後に入れると良い。
- ゼラチンを入れない場合,かなり柔らかいので冷凍庫で凍らせないと型から外せない。
3日目朝
- ガスバーナーで型の周りを軽く温め,型から外す。
- 周囲をフィルムで巻く。
- 冷蔵庫で解凍し,食べる直前にココアパウダーを振る。
- ガスバーナーがない場合,熱湯での濡らし布巾やガスコンロで温めればよい。
- 型の周りを軽く温めないと型から外れにくい。
- 湯呑などの上に置き,型を下にずらすと側面の型は取れやすい。
- 底は・・・頑張って取るしかない。ティラミスクリームは人肌でも溶けるため,極力触らないように気を付けよう。
- 周囲にフィルムをまくことでココアパウダーを振っても周囲にココアパウダーが付きにくい。
ティラミスタルトの完成

ティラミスタルトの完成形はこんな感じです。
これは6号で作ったもので高さが少し低いため,フィルムが若干余ってはいますが,まあそこはご愛敬で( ´∀` )

側面はこんな感じ。
若干スポンジが下に来ているような気はしますが,勘でしているから仕方がないですね( ´∀` )
作った感想
非常に工程が多く,時間も労力もかかりますね(;^_^A
ずっと付きっ切りというわけではないので他のことも普通にできますが。
お仕事をしていたら,金曜の夜にスポンジとタルトをして,土曜日にタルトの焼成・ティラミスクリーム,日曜日の朝に型から外し,昼か夜に仕上げて召し上がる,という感じになりそうですね。
特段難しい技術が必要というわけではないので時間と労力とお金さえあれば,誰でもできちゃうのかなあと思います。
食べた感想
ティラミスクリームだけを試しに食べた時はめちゃくちゃ甘すぎて,「こんなの1カットもたべられそうにない」と思ったのですが,ティラミスタルトでは1カットを食べられました。
中間のコーヒースポンジと表面のココアパウダーの苦みとティラミスクリームの甘さで調和がとれており,とても美味なケーキとなりました。
コーヒースポンジやココアパウダーがあるといっても全体的に甘めなのでブラックコーヒーが進むようなケーキです。
手間はかかりますが,また作ろうと思えるほど美味しかったです。
作った自分でいうのもあれですが,おいしくて少し感動しちゃいました(笑)
まとめ
ティラミスタルトは手間がかかるが,また作ろうと思えるほど,感動的な美味しさでした。
難しい技術やコツもなく,手間さえ惜しまなければ,誰でも作れるケーキです。
ぜひティラミス好きにはチャレンジしてもらいたいですね!
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