学力差について

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皆さん,こんにちは!

タイトルの通り今回も真面目な話題です(笑)

大学の授業での課題で学力の個人差についてまとめる機会があったのでこちらでもまとめることにしてみました。

おそらくお子さんをお持ちの保護者の方やこれから子どもをと考えている夫婦の方にとって,知りたい内容が多いのではないかなと思い,まとめることに至りました。

内容はできる限り客観的情報をもとにまとめていますが,誤りもある可能性がございます。

鵜呑みにせず,参考程度に読んでいただければと思います。

また,引用文献には最後にまとめてありますので原典を参照する場合は引用文献からご確認ください。

はじめに

お子さんがいる保護者の方や学校に通っている子どもにとって,「学力」とは大切なことですよね。

特に昨今の日本は学歴社会で大学進学率も高く,出身大学にも注目されることも多いです。

レベルが高い大学に入るためには勿論,「学力」が必要なわけです。

2000年代初めには学力低下が話題になり,学力論争が起こったことも保護者の皆様の記憶には新しいことでしょう。
(私はその頃はまだおばぶだったのでよく知りません…)

しかし,ここで一つの疑問が沸きます。

そもそも「学力」ってなに?

色々な場面で「学力」と言われますが,そもそもの話「学力」について説明してくださいと言われて,説明できますか?

  • 学校の成績?
  • 学習能力?
  • 頭の(知能的な)良さ?

色々な答えが思いつきますけど,改めて考えると「学力」の定義って曖昧だと思いませんか?

そこでまずは「学力」の定義について考えてみましょう。

学力の定義

様々なところで「学力」の定義がありますのでそれぞれの定義を見ていきます。

学力(がくりょく)とは、認知的能力のうち、主として学校における教科教育によって習得する能力のことである。

Wikipedia

学習によって身に付けた知的能力

明鏡国語辞典第2版

前項の場合においては、生涯にわたり学習する基盤が培われるよう、基礎的な知識及び技能を習得させるとともに、これらを活用して課題を解決するために必要な思考力、判断力、表現力その他の能力をはぐくみ、主体的に学習に取り組む態度を養うことに、特に意を用いなければならない。

学校教育法第30条第2項

skills such as collaborative problem solving and global competence. It is also investigating opportunities to assess other important skills related, for example, to creative thinking

PISA

OECD(経済協力開発機構)が測る学力のこと。学校で習ったことをどの程度理解しているかではなく、知識や経験を活用して、実生活のさまざまな場面で直面する課題について、自分で積極的に考える能力のことです。

PISA型学力

代表的な「学力」の定義を調べてみましたが,それぞれで定義している「学力」は違いますよね。

しかし,これらは二つのカテゴリーに分けられると思います。

一つ目のカテゴリーは「学業成績的学力」という学校で習得した知識のアウトプットがどのくらいできるかを学力としたものです。

「学業成績的学力」はWikipediaや明鏡国語辞典第2版が該当しますね。

二つ目のカテゴリーは「学業成績以外の学力」というものです。

「学業成績以外の学力」は学校教育法やPISAが該当しますね。

学業成績的学力

「学業成績的学力」は一般的に私たちが指す「学力」のことだと思います。

皆さんが「学力」といって思い浮かべるのは学校の試験でどのくらい得点ができたのか,もしくは模試などでどのくらいの偏差値なのかということだと思います。

試験を受ければ,比較的簡単に数値として現れる「学力」であり,誰しもが客観的に評価できる能力ですね。

学校で学習した内容をどのくらいインプットし,アウトプットできるかを測定したものになります。

逆に言えば,学校で学習した内容ばかり勉強すれば,「学業成績的学力」は向上することができます。

極端な話,人との関わりをあまり持たずに勉強ばかり行えば,「学業成績的学力」はよくなりますが,人間性はどうでしょう?

人との関わりを持たなさすぎると,良好な人間関係を築けなかったり,コミュニケーションがうまくできなかったり,また,協同的に物事に取り組むことも難しくなるので仕事をする上で大きな障害を抱えることになりそうなのは目に見えていますよね。

学業成績以外の学力

一方で「学業成績以外の学力」とはどのような「学力」なのでしょうか。

特にPISA型学力の説明がわかりやすいかと思いますが,社会生活をしていく上で必要な能力が「学業成績以外の学力」だと思います。

最近で言えば,文部科学省が言っている「生きる力」もこれに含まれますね。

この「学業成績以外の学力」は学校で学習した内容を勉強しただけでは身に付けることができません。

学校の授業や学校行事,日常生活等を通して徐々に身に付けることができる能力です。

一朝一夕で身に付けられる能力ではないので日々の積み重ねが大切ですし,社会で求められる力ですね。

学力についてのまとめ

学力について二つのカテゴリーから考えてみました。

一般的に指す「学力」は「学業成績的学力」であり,数値化しやすく客観的に評価もし易いため,つい目がいきがちになってしまいます。

しかし,本当に大切なのは「学業成績的学力」ではなく,「学業成績以外の学力」ではないでしょうか?

いくら頭が良い大学を出ても「生きる力」がなければ,社会では通用しませんし,そのような人材は求められませんからね。

普段の学校での学習内容を例にとれば,「学業成績的学力」は”数学がどのくらいできるか”ということであり,「学業成績以外の学力」は”数学を通してどのようなことを身に付けられたのか”というような違いだと思っています。

極端な話,四則計算ができれば,数学ができるか否かはどうでもいいんですよ。(専門的な職業は除きます)

数学を学ぶことで例えば,論理的な力が身に付けられたのかということや基礎的な数量関係や概念を身に付けられたのかのほうが重要ということです。

学力の規定要因

はじめにの部分で学力についての定義をしました。

一般的に「学力」は「学業成績的学力」を指すことが多いので今後は特に指定がない限り「学力」=「学業成績的学力」とします。

子どもたちはみんなが同じように授業を受け,勉強をしています。

しかし,あまり勉強しなくても試験の得点が良かったり,とても真面目に勉強しているのに試験の得点が良くなかったりと同じような条件のはずが学力には差があります。

学力の差は生まれ持ったポテンシャル,知能が影響していると考えがちだと思いますが,果たしてそうなのでしょうか?

遺伝で決まる学力

原典の本を確認できてはいないのですが,学力の60%は遺伝,40%は環境に影響を受けているようです。

この60%を大きく見るか小さく見るかは人それぞれですが,100%生まれ持ったもので学力は決まっていないということは言えます。

ただ,残念なことに劣等な学力の遺伝を受けた人は優秀な学力の遺伝を受けた人には同じ努力ではどうしても勝てないということは事実です。

さて,遺伝である程度の学力は決まってしまうと言ってしまうともう終了となってしまいますのでここからは,遺伝ではなく環境に影響を受ける40%に注目していきたいと思います。

その40%にはどのようなものが含まれるのでしょうか。

遺伝以外の学力規定要因

遺伝以外で考えられる学力の規定要因は以下の通りです。

  • 学校環境
  • 教育方法
  • 家庭環境
  • 学習方法など個人の努力

このほかにも様々な要因はあると思いますが,今回はこれらの要因をもとに考えていきたいと思います。

以下は様々な文献の簡単な内容をまとめたものです。

学校環境

大阪大学山内ゼミ(柳楽班)(2009)

2007年から3年間の全国学力・学習状況調査の都道府県別データの分析を行った。

1位と最下位の都道府県では2教科4科目の平均正答率の合計で約50の差が生じており,地域間で学力格差が生じている。

また,児童の分析を行った結果,「補習授業」「教員採用試験倍率」「教員一人あたり児童数」の値が正に有意であった。

学級にある程度の人数がいるほうが学力が高いと考えられる。

生徒の分析を行った結果,「資本的支出」「教員採用試験倍率」の値が正に有意であった。

学校の設備や用具にお金をかける必要があると言える。

北条(2011)

TIMSS 1999とTIMSS2007を用いて分析を行った。

家庭環境が生徒の学力に与える影響が大きく,教師や学校が与える影響は小さい。

富田・牟田(2012)

発展途上国では,家庭環境よりも学校や教師に関する要因のほうが学力に与える影響が大きい。

その一方で高・中所得国の多くは,学校要因は学力与える影響は小さく,家庭環境が学力に影響を与える主要因である。

北条(2014)

平成15年度実施の学力調査結果を用いて小学5年生(国語,算数,理科,社会)と中学1,2年生(国語,数学,理科,社会,英語)を対象に学級規模ごとに平均得点を算出し,学級規模と得点の関係を検討した。

小学5年生では,規模が小さい学級で学ぶ児童ほど平均的に得点が高かった。

一方で中学1,2年生では結果が不明瞭であり,学級規模と得点に関係が認められなかった。

平尾(2014)

教育課程実施状況調査の個票データを分析した。

学級規模の縮小が学校間の学力差を埋めるとは限らない。

教師と仲良い生徒は,そうでない生徒よりその教科を好む傾向があるが,教師の影響は家庭の影響より小さい。

山森(2016)

学級規模と学力の関係では一貫した結果が得られない現象をクラスサイズパズルと言われる。

しかし,海外の先行研究では日本の学級編成と異なり,日本の状況とは異なる。

イギリスの小学校では,低・中位学力の児童は大規模学級ほど授業とは関係のない行動をする傾向があった。

実験では,様々な学級で国語の学力調査を2回行い,その2回の結果を比較した。

1回目の学力調査で学校平均が同程度で学力が平均程度の児童の場合,小規模学級のほうが2回目の学力は高かった。

一方で1回目の学力が高い児童は小規模学級だと2回目の学力の高い傾向は弱く,反対に低かった児童は2回目の学力が高い傾向は見れるものの有意ではなかった。

文部科学省(2016)

「教師が自分たちの職業は高く評価されていると考えている国々では,生徒の到達レベルが高い」

学校環境のまとめ

学級規模と学力の関係は一貫した結果が出ておらず,大きい小さいどちらがいいとは一概に言えない。

ただ,級友がいることで互いに切磋琢磨することで学力が向上することが考えられるため,学級規模の大小よりも互いに切磋琢磨できる環境を整えるほうが重要という考え方もできる。

学校環境や教師はともに児童生徒の学力に大きな影響があると考えにくく,あくまでも要因の一つ程度としか考えられない。

教育方法

田中(2008)

教師の自己評価をもとに教師の指導力(FANモデル)を測定し,前年度担当した子どもたちの教科総合スコアとの関係を検討した。

FANモデル・・・Foundation(授業の土台づくり),Approach(学習指導の方法),Navigation(学習の方向付け)

質問に肯定的に回答した教師が指導した子どもたちは,そうでない教師が指導した子どもたちに比べ,教科総合スコアが有意に高くなる傾向があった。

低学年であるほど,学習の内容と生活や社会との関連を意識した指導が子どもたちの教科総合スコアが高くなる。

高学年になるほど,課題探究型の学習や指導の成果や効用は大きくなると推察ができる。

また,学年に関係なく,IT活用は教科学力向上に影響がある。

ただし,IT活用の前提として学習指導方法がしっかりとしている場合に効果が発揮される。

教師の指導に関しては,3つの観点(FAN)のバランスがとれているほうが教科総合スコアが高い。

また,教師は指導と支援両方の機能を発揮するほうが教科総合スコアが高い。

北条(2011)

習熟度別の授業を実施している学校が未実施の学校に比べ,平均的に得点が高かった。

また,習熟度別授業の実施は,家庭環境が学力に及ぼす影響を小さくすることができる。

平尾(2014)

小学5年生では教育方法が教科選好と有意な正の関係だが,徐々に関係は薄くなる。

学習の初期では様々な教育方法を行うことが教科選好を強めると考えられるが,学年の進行とともに有意でなくなるため,学習段階に応じた教育方法を実施する必要があると考えられる。

教育方法のまとめ

教育方法が児童生徒の学力に及ぼす影響の大きさは不明である。

ただ,教育方法を学校環境に含まれるという考え方もできるため,家庭環境ほど学力には影響を与えないのかもしれない。

また,習熟度別授業が家庭環境が与える影響を小さくするという点は非常に興味深い。

家庭環境

赤林他(2010)

学力テスト,調査票の分析を行った。

その結果,男女の性差と兄弟の数はスコアに影響がなかった。

両親の学歴の影響については,母親の学歴が上がるにつれ,子どもの学力スコアも上昇した。

また,父親が正規職であれば,子どもの学力も高く,母親が正規職である方が子どもの学力が低い傾向があった。

しかし,この結果が因果関係と決めつけるのは早計であり,他の要因が影響を与えている可能性がある。

北条(2011)

経済的に恵まれていない家庭の生徒の比率が高い学校では平均的に得点が低い。

難波・畑中(2012)

「家庭的要因を重視することは教育社会学の『常識』であり『定説』で」あり,学力向上のためには家庭環境が重要である。

父親の仕事や両親の学歴は子どもの学力へ影響があり,その要因として,教育戦略が挙げられる。

また,親からの働きかけや家庭学習は学力に有意な影響がある。

父親が大卒の場合,そうでない場合に比べ児童の合計平均正答率が高く,平均学習時間よりも長く,さらに専門・管理職の父親・大卒の両親を持つ高校生ほど,学習時間が長い。

一方で母親の学歴が低い生徒の学習意欲は1979年と1997年の調査を比較すると,下がっている。

親の学歴は学習時間や学習意欲に大きな影響がある。

加えて,中3で学校以外の教育(塾など)に通っている方が成績がよく,エリート高校への進学率も高い。

家庭環境のまとめ

両親の学歴や職種,家庭環境が児童生徒の学力や学習意欲等に大きな影響力があり,家庭で保護者がどのくらい教育にリソースを費やすのかが子どもの学力に重要になることが伺える。

一方で学力が家庭に依存してしまうようでは,公教育の在り方を見直す必要があることも考えられ,また,学力格差をさらに強め,最終的には収入面でも差が開く可能性がある。

学習方法など個人の努力

難波・畑中(2012)

学習時間が長く,努力するほど,学力は高くなっている。

古田・春日・大坪(2020)

1日当たりの学習時間が長いほど,学力の点数が高く,学習意欲が高い生徒ほど学習時間も長く,成績が良く,学習時間と学力には強い関連があると考えられる。

また,学習計画を立ててから始める学習法を用いる学習者ほど学力が高い。

学習方法など個人の努力のまとめ

当たり前だと思うが,学習時間が長いほど,学力は高くなると考えられる。

学力の規定要因のまとめ

学力の規定要因は大きく「遺伝」と「遺伝以外の要因」に分けられました。

その中でも「遺伝以外の要因」はさらに細かく分けることができ,考えれば考えるほど底なし沼にはまってしまう感じでした。

「遺伝」が学力をある程度規定してしまうことは残念なことかもしれませんが,それ以外の部分での努力が「学業成績的学力」で現れなかったとしても「学業成績以外の学力」で現れるかもしれません。

私の経験上,両親が高卒でも子どもは国立大生ということも珍しいことでもないです。

学力差についてのまとめ

今回ははじめにの部分で学力の定義について考えました。

学力は「学業成績的学力」と「学業成績以外の学力」の二つに分けられ,一般的に我々は「学業成績的学力」を「学力」と呼んでいます。

次に学力の規定要因についての検討を行いました。

学力の規定要因は大きく「遺伝」と「遺伝以外の要因」に分けられました。

「遺伝以外の要因」では,「学校環境」「教育方法」「家庭環境」「学習方法など個人の努力」に分けて検討を行い,その中でも特に「家庭環境」や「学習方法など個人の努力」が「学力」に与える影響が大きいと言えそうです。

以上,学力差について検討を行いました。

普段からそれとなく感じていたことの結果が大きいのではないでしょうか。

今回の検討を通して,特に着目すべき点は学力の規定要因の一つ「家庭環境」だと思います。

多くの保護者が我が子に期待をすることだと思いますし,それと同時に「家庭環境」が子どもの学力に与える影響が大きいので尚更子どもの教育を頑張ろうとなることかと思います。

しかし,我が子に期待して教育にリソースを費やすことはよいことだと思いますが,それがかえって子どもにとって負担になってしまうことにならないように気を付ける必要があるでしょう。

頭ごなしに勉強をしなさいと言ってもおそらく子どもは勉強をしないと思うので勉強をしたくなるように何かしらの手立てを考え,実行することが保護者に求められるかもしれません。

動機づけについてもいつかまとめられればと思います。

引用文献

※順不同

赤林 英夫・中村 亮介・直井 道生・敷島 千鶴・山下 絢(2010).学力指標と家庭要因・他の子ども要因の相関――A First Look,教育・健康と貧困のダイナミズム―所得格差に与える税社会保障制度の効果 (pp.89-113),慶應義塾大学出版会.

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残酷な「遺伝の真実」あなたの努力はなぜ報われないのか | 現代ビジネス Retrieved From https://gendai.ismedia.jp/articles/-/53474 (2021/8/1)

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